アムステルダムにある植物園デ・ホルテス・ボタニクスにおけるサイトスペシフィックダンスパフォーマンス。
この作品は人間と自然・環境の関係を文化という経験を通して追求する現在進行形のリサーチ、On Common Groundを基盤とし、異なりながら同様に価値のある複数の文化(この場合日本とオランダ)がお互いの良さを失うことなくどのように共生することができるか、を形にする試みです。毎回、新たな要素が加わることにより、テーマを深め、新たな面を見せていきます。今回は、舞台となった植物園という場所自体が、とくに重要な要素となりました。世界中のあらゆるところから集められた自然植物が文化の枠組の中で守られているというこの場所の性質は、この作品拠って立つテーマのひとつのよい例だといえるのではないでしょうか。